―ヒバリヤさんの概要について伺います。
弊社は明治8年創業の歴史ある企業です。昭和38年、スーパーマーケットの黎明期にセルフサービス方式を導入しました。創業から一貫して地域密着スーパーとして、地元のお客様との信頼関係を築いてきました。“いつでも安い、良いものが安い”と掲げているように、当社のモットーはとにかく市場価格より安くて、品質の優れたものをお客様にお届けすること。「私たちにできること」「私たちにしかできないこと」を実践しながら、三ツ合店周辺の競合企業に打ち勝ち、地域一番店となれるよう、常にお客様に支持される企業を目指しています。
―改装のポイントを教えてください。
第一には、以前に比べて生鮮コーナーが広くなり、商品もさらに充実したので、新鮮市場の名に恥じない売場ができたことではないでしょうか。最近では、より新鮮な品を仕入れるため、産地直送の取り組みも積極的に進めています。お客様にとっても、明るい店内で、商品がより見やすく選びやすくなったのではないかと思います。また、新店では「美味安心」のラインナップを導入。美味安心は、「安心・安全」な原料と製造方法にこだわり、お客様に「おいしい!」と言っていただけるオリジナルブランド商品。どれも化学調味料や添加物を使っていないため、素材の持つ自然なおいしさが引き出されています。ぜひ一度お試しください。
―具体的に商品をご紹介ください。
まずは青果から、蜜のように甘いさつまいもをご紹介します。これは徳島県の長谷農園さんから直送される期間限定販売の蜜郎(みつろう)というさつまいもです。とにかく甘いので焼くだけで天然和スイーツになります。しっとりなめらかな食感と後を引く濃厚さをご賞味いただきたい当店自信の一品です。精肉から紹介したいのは、とろけるようなおいしさの上州牛。上質な脂質の風味と赤身肉がほどよく調和され、従来の交雑牛(国産)にはない味です。産地にこだわっているので「安心・安全」にお買い求めいただけます。鮮魚からは、鮮魚寿司がおすすめです。今回の改装により、鮮魚も一段と鮮度アップを図りました。活きの良い自慢のネタを生かした鮮魚寿司は、お客様もよくご存じで、とにかくよく売れます。ネタの良さに加えてシャリと酢へのこだわりと、その配合が絶妙なので人気を得ているのだと思います。単品の商品では、ヒバリヤ新名物の麦まんじゅうの人気が高く、1日に最高300個売れたこともあります。十勝産の最高級あずきを使用し、甘さは控えめ。優しく懐かしい味わいに仕上げた手づくりの逸品です。サービスカウンターで提供している1杯100円の本格珈琲は、注文を受けてから豆を挽くので、喫茶店のコーヒーにも劣らない味わいで、これも高評価をいただいています。
―店長の今後の意気込みについて。
「従業員同士で笑顔が出なければお客様の前では絶対に笑顔は出ない!」を合言葉に自然な笑顔が提供できるよう、レジでは毎朝開店前にスマイルトレーニングを日課としています。私自身の考え方で一貫しているのは、地域で一番のお店になることと、お客様の「ありがとう」のために正しいことを頑張ること。この2点は昔から変わりません。私どもの目指す地域で愛されるお店になれるよう、お客様とのスマイルコミュニケーションを大切にし、今年は「お客様の『ありがとう』のために何ができるか?」を突き詰めていきたいと思います。