―井口店について伺います。
マルエーコア井口店はマルエーが運営するショッピングセンターです。テナント様は花、写真、衣料、薬、時計、クリーニング、お茶の合計7店舗になります。全店がスマイルクラブカード加盟店なのでポイント、電子マネーも共通で使うことができます。また、マルエー全店ほか鶴来地区の商店街で構成するいらっしカード会もスマイルカード加盟店となりましたので、同じくポイントも電子マネーも共通で使えるようになりました。今回の共通化で、お客様の利便性は格段に向上したと思います。
―お客様について。
この地区は、古くからお住まいの方が多く、以前からマルエーファンのお客様も結構いらっしゃいます。顔なじみのお客様も多いものですから、テナント様にお買い物に来られても、顔を合わせれば、マルエーにも寄っていただけます。特に日曜日は多くのお客様に来ていただいています。ショッピングセンター立地ということもあって、駐車場が比較的広いのでご利用いただきやすいと思います。狭い商圏の中に競合店も多いのですが、今回の共通化によって、テナント様と当店あるいはテナント様同士の以前からの集客、送客の関係性も、共通ポイントを通じて一気に近くなった印象です。
―競合店との差別化はどのように。
差別化というと、とかく価格訴求の側面が強くなりがちですが、今取り組んでいるのは、価格だけを意識するのではなく、この商品を買うならマルエーで、といった売場作りや品ぞろえを行い、各部門で、用途に合わせて、商品の幅や深さ、量目など、多種多様な取組を行っています。
―特に改善が必要という部分は?
やはりお客様の年齢層が高いことがありますので、特に、シニア層に対応した量目の部分では、まだ改善の余地があると思っています。一方、シニア向け商品の品ぞろえと並行して、若い人向けの商品開発も同時にやっていく必要もあります。お客様の世代交代ということも念頭に、その必要性は最近痛感しているところです。
―次に商品の特徴などを。
当店では金沢市などとは違い、なんといっても地元白山地区で生産された商品がよく売れます。普段から地元の商品をという声が多く、まずは、これにお応えすることが第一。地元の、新鮮、安心安全な商品の品揃えを充実させていくことは、スタッフ全員が常に意識して日ごろから実践していることでもあります。
―無料送迎バスを出されていますが。
お客様の中には、ご高齢などの理由で、お店に来られないお客様もいらっしゃいます。そうした方々のために、土曜日を除く毎日、3ルートを1日2便~4便、定期便を運行しています。地域密着のサービスの一環として、幸い大勢のお客様にご利用いただいています。
―今後の取り組みについて。
共通ポイントについては、新たに設置されたビームステーションの来店ゲームなどはお客様の反応がとても良いと思います。一方、電子マネーの需要についてはまだまだこれからです。ともあれ、マルエーコア井口店としては、今後とも共通ポイント、電子マネーの推進役としての役割をしっかりと認識していくことが大切だと思います。単にお客様の利便性が向上したに留まらず、さらに、楽しいポイントの使い方や電子マネーのメリットなど、より快適なお買い物をしていただくためのご提案や、お客様のための情報発信基地としての役割も大いに発揮していきたいと思っています。特に電子マネーについては、その便利さに気づかれていないお客様もまだまだいらしゃいますので、よくご理解いただけるよう、従業員全員が知識を共有していきたいと考えています。