導入準備こそ成功の秘訣
株式会社セイミヤ潮来店では今年11月のとくし丸開業に向け、8月28日に「キックオフミーティング」を行いました。ミーティングはセイミヤ本部の大川氏の進行により、ブルーチップとくし丸事業部堀内氏の説明、動画の視聴(テレビ朝日、羽鳥アナウンサーの「モーニングショー」)、質疑応答の順に進められました。以下順を追って紹介します。
大川:本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。セイミヤ1号車始業にあたり、潮来店の皆様を対象に、とくし丸キックオフミーティングを3日間に分けて開催させていただきます。とくし丸事業の目的と役割の明確化、円滑に事業を進めるための、店舗様への協力依頼が主な目的です。潮来地区の11,000世帯のうち最大110世帯がとくし丸の対象であるお客様ですから、11月3日から週6日稼働を目指しています。将来的には各店に1台の導入を考えています。では、とくし丸事業の概要について、ブルーチップ株式会社とくし丸事業部の堀内さん、ご説明をよろしくお願いいたします。
現場の協力体勢が不可欠
関心事は、どういう作業が発生するのか、また、どこまで協力ができるかということだと思います。本日は、とくし丸へご協力いただく内容と、とくし丸を導入することのプラス面、つまりこういった見返りがあります、といった内容についてお話しいたします。まず、最初の協力依頼の需要調査(お客様を集めること)ですが、基本的に1軒1軒個別に訪問して、お買いものに困っているお客様を探していく地道な調査になります。機会があれば、社内の研修の一環として皆様にもぜひ体験していただければと思います。2つ目はとくし丸への同乗です。お客様との会話を通じて、かつてセイミヤのお客様だった方が、今はお店に行けなくなったという事情などを実際に感じ取ることで、とくし丸の理解を深める有意義な体験になるものと考えます。そして3つ目の品出しですが、皆様の実際の業務に密接に関係する部分になります。とくし丸に積み込む商品については、事前に大川さんから、各部門の方々にこの商品リストをお渡しする予定です。例えば、毎朝お刺身はこういったものが何個欲しいといった内容です。また、積み込み時間を考慮して、一斉に積み込むのではなく少しずつ時間をずらしていただけると助かります。一方、返品の受け入れですが、とくし丸では基本的にお店から商品をお預かりして、販売し、残ったものをお店に返品します。返品された商品については、再販をお願いいたします。基本的には、冷蔵庫や直射日光が当たらない工夫等で、大幅に劣化することはありませんが、保管方法や選別方法などについて、皆様からも個人事業主である遠藤さんに、ぜひアドバイスをお願いいたします。実際の返品の流れですが、17:00前後に帰着後、返品された商品を受け付けて、お店に陳列するイメージです。そして、この商品返却の時に、各部門の方に商品を取りに来ていただければ、より早く作業が完了することになります。この方法は、圧倒的に返品作業時間の短縮になるため、お店での再販の時間が増えることにつながりますので、現在実施するケースが増えています。
大川:補足ですが、返品についてはできるだけゼロになるよう、ドライバーさんにはお願いしています。しかし、やむを得ず出てしまうこともあるので、17時15分までに帰着すれば、店舗のほうで受け取り、返品数量をドライバーさんに報告するような取り組みにいたします。各部門から1名ずつご協力をいただきたいと思います。
堀内:また、細かいことですが、とくし丸用の保冷剤やオリコンなどの資材については、お店にとくし丸用のスペースを確保していただきたいと思います。おそらく、朝7時~10時と夕方の17時~18時は、とくし丸が駐車して搬入搬出作業を行います。その時間帯は皆様の作業が発生するとご理解いただければ幸いです。(文中敬称略)
(次号に続きます)