素材・味付け・見せ方まで。うおかつオリジナルの惣菜!
―惣菜の特徴について。
惣菜は各部門の新鮮な素材を利用して低価格に抑えています。しかも、契約工場で下ごしらえしたものをインストア調理するため、安定したおいしさをできたてで提供可能。また、この契約工場は新しい味の開発にも一役買っていて、コストコフェアのチキンも再現できますし、アレンジを加えて定番商品化することもできます。弊社の「未来開発会議」では毎週各部署が新しい商品を持ち寄って、新商品開発に取り組みますが、契約工場との連携は大きな強みとなっています。
コストにメリハリ。すべてはお客様のために。
―建物、設備面で従来との違いは。
居抜き物件で出店コストを抑え、内装も低コストで」という従来のコンセプトから、床、天井、照明など、お客様が気持ちよくお買物を楽しめる環境づくりを重視するよう方向転換。例えば、今回床に使用したセラミックタイルの価格は通常の約2倍。ランニングコストの圧縮が期待できますが、なにより明るさや清潔感を維持することのほうが大切です。トイレも快適さと雰囲気を重視し、広く見えて、シックな内装に。女性向けに大きな姿見を取り付け、障害のある方のために洗浄器も設置しています。
「天の声」が売り場を作る。さらなる鮮度感への挑戦!
―今後のビジョンについて伺います。
当社は生鮮メイン。もっともっと鮮度感が見える楽しいお店にしていかなければなりません。そのためにも、天の声(お客様の要望)が日々変化していることにすぐに対応することが重要です。バイヤーによく話すのは、お客様の要望は取り寄せすることが前提。前提は崩してはいけないのであって、なんとかできるように努力する。努力もしないで無理だというのはダメ。うおかつの特徴は、バイヤーが決めた商品が最終的なものではなく、最優先なのは現場から聞こえてくるお客様の声であること。要望に叶う品がバイヤーの選択肢になければ、新しい仕入れルートを開拓して品揃えをすることが、バイヤーの大きな仕事だと考えます。お客様の要望を受け入れ、新規取引先の開拓、仕入れ、売場作りまで一貫させることが求められます。こうしたバイイングパワーによる商品力と機動力を武器に、群馬町店をうおかつの新しい核店舗としていきたい。資金調達や設計、建築から、設備、陳列、段取りなどが新しいモデルになることで、今後の出店にも勢いがつけばと思っています。